天美卵について、知っておいてほしいこと

  • 平飼いの理由
  • 飼料の考え方
  • 栄養について
  • 鮮度という要素
  • 安全あってこそ

飼料の考え方

大量生産型養鶏の考え方

大量生産型の養鶏において、飼料のおおまかな考え方は以下のようなものです。
・にわとりが卵を生むために必要最低限な栄養、たとえば殻をつくるのに必要なカルシウムなどは与える。
・病気にならないよう、合成のビタミン剤を与える。
・旨味が出るように合成アミノ酸を与える。
こういった"最低限"のことさえ押さえておけば、にわとりが病気になって日々の生産量に影響を与える確率は少なくなりますし、味のばらつきを抑えることができます。
まとめますと、現状の大量生産型養鶏の飼料においては、〈いかに安いコストで、現状の生産量と質が維持できるか〉という至上命題を大前提に、その内容が決められています。

病気のもとを断つ

ここで、わたしたち人間の食生活を考えてみましょう。
わたしたちは、ふだんの食事で合成アミノ酸や抗生物質は摂取しません。料理の味付けは塩・醤油・味噌などをベースに組み上げていくだけで充分ですし、バランスのよい栄養分を摂って適度な運動をしていれば、病気にならないようにする薬をわざわざ日常的に飲むことはありません。
つまり、〈病気になりそうだから合成ビタミン剤を飲ませる〉。
ではないのです。
〈病気になりがち〉だったら、そのなりがちな環境をとりのぞくべきです。
〈病気になりがち〉な環境をそのままにしてそれを薬で予防しようというのは、風呂に入らずに臭くなった体を香水でごまかすのに似ています。
そして、それを続けていくかぎり、より強い薬が必要になっていくのは、火を見るよりあきらかです。

卵に旨味が必要であれば、その旨味を生む食物を、自然の形で与えるべきです。
けっして安易に、旨味を化学に頼るべきではありません。
その化学合成でできた旨味は、本来、自然のもののなかのなにがあれば表現できたのか。そこを考えるべきです。

大量生産社会の限界

高度成長期以降、大量生産型の資本主義が国民ひとりひとりに充分な栄養を与えてきたのは事実ですし、それはわれわれとしても感謝すべきことだと考えています。この時代をつくってきた先輩諸氏は、みなさん、戦後の壮絶な貧困の記憶を振り払うように、国民(家族)の幸せを願って邁進されたのだと想像します。
しかし、時代は変わりつつあります。
大量生産型システムには犠牲がともないます。公害のように大きな社会問題になったものはすでにブレーキを課せられていますが、もっと小さな問題、たとえば食生活のなかにひそむ危険は、長期的な検証が必要とされることもあって、まだはっきりとした警鐘は鳴らされていません。ですが、われわれは、たとえばアトピーやアレルギーの増加という現象は、現代の食生活スタイルなしには発生しなかったことではないかと考えます。

化学合成は皆無、発酵飼料で高い栄養価

当牧場では、以上の考え方をもとに、以下のような飼料をにわとりに与えています。
とうもろこし(遺伝子組み換えでない)、米、とうがらし、にんにく、きなこ、大豆、木酢液、木炭、貝化石、牧草、蟹殻、オキアミ、牡蛎殻、鰹節、魚粉、おから、米ぬかを酵母で発酵させたもの、など、合計20種類以上です。
高度成長期以前、いなかの家の庭さきでは、かならず卵用のにわとりが飼われていました。そのころは輸入飼料などありませんから、魚のアラを炊いたものや、玄米や穀物、牧草などを混ぜた飼料を食べていたそうです。そして、そのころの卵は本当においしかったそうです。
当牧場ではそんな50年前の飼料を参考にして、自然だけの素材を使って配合しています。
また、酵母で発酵させたおからや米ぬかを飼料に混ぜることもおこなっています。これによって、天然アミノ酸などの栄養が豊富な飼料になるのです。

当たり前の暮らしをしていれば、当たり前の卵を生む。
そういったシンプルな考え方を念頭に、当牧場では飼料づくりに励んでいます。

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