いつもより愛おしく感じる田園風景

いつも牧場のコッコやスタッフに温かいお声がけをいただきありがとうございます。
今年の夏も本当に暑い日が続いていますが、飼育係の愛情をたっぷり受けたコッコたちは、きっと元気に美味しい卵を産んでくれると思います。
さて今回は、お米のお話をさせていただきます。
大江ノ郷自然牧場周辺は、のどかな田園風景が広がっており、その移り変わる景色を眺めながら出勤するのが私の日課であり、ささやかな楽しみでもあります。
5月には田植えが始まり、夏には一面が濃い緑に染まります。
そして夜になるとカエルの合唱が響き渡ります。
やがて稲は黄金色に色づき、いよいよ収穫の季節を迎えるのです。
こうして日頃からお世話になっている農家の皆さんが、毎日一生懸命に農作業に励んでおられる姿を間近で見ているからこそ、「お米を大切にしたい」という気持ちは年々強くなっています。
そんな中、令和の米騒動が勃発し、日本中が大混乱に包まれました。
例年の酷暑による高温障害などで収穫量が減ったこともありますが、流通の過程で米の価格が高騰してしまったことは、大きな問題だと思います。
一方で、農業者目線で見ると、お米のことを見直していただける機会になったことは良かったと感じています。
様々な見解はあると思いますが、「日本の農業を大切にしたい」という思いは、消費者も行政も共通した考えだと思います。
だからこそ、未来の子供達のためにも、日本の主食であるお米を育てている農家の皆さんをみんなで応援していこうという機運になればと願っています。
私は創業当初、地域の先輩農家の方に助けていただきました。
今はその恩返しとして、若い農家の皆さんや、安全な農産品づくりに取り組む農家の皆さんと一緒に、地域の農業を盛り上げていきたいと考えております。
そしてこれからも安心安全なお米をはじめ、鳥取が誇る梨や葡萄などの果物や野菜など、信頼できる農家さんから全国の皆様にお届けしたいと考えております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
感謝
- 投稿者:
- kikaku