コッコと私の出会い【第4話】 | 大江ノ郷自然牧場_読みもの

私が成長したきっかけ

いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
7月、梅雨明けとともに今年も酷暑が続きそうです。
コッコにとっても過酷な季節ではありますが、きっと乗り越えてくれると思います。  

さて今回も、創業前の 20代の時のことをお話したいと思います。

前回からの続きになりますが、私は養鶏試験場での任期途中、父の指示で急きょ鳥取に戻ることになりました。
すると、またもや新たな指令が下りました。
それは、父が他社と合弁で進めていた岡山県での大規模な養鶏場プロジェクトでした。
当時の私は、大規模化に可能性を感じており、最新鋭のウィンドレス(無窓)鶏舎の建設と聞いて、岡山勤務を即決しました。

プロジェクトが始まると、まず8万羽のひよこの受け入れ準備が必要でした。
経験もない中も必死に対応し、ようやく一段落した朝に予定にないひよこが突然到着。
一瞬途方に暮れましたが、私が受け入れなければ命を落としてしまいます。
そのため通常1週間かかる準備を、わずか半日でやりきりました。
父に確認すると、その後も毎週ひよこが届く計画になっており、最終的には追加で6万羽を受け入れることに。
こうして養鶏経験2年足らずの私が合計 14万羽も飼育することになったのです。

その後も、鶏舎建設と飼育を同時に進める日々が続きました。
14万羽もの飼育は一人では到底できず、叔父や弟の助けを借りて乗り越えましたが、ひよこが大きくなる前に鶏舎を完成させなければなりません。
工事の目処が立つと、今度は育った14万羽を新鶏舎へ移動させるという大仕事が待っていました。
もちろんそんな大移動は全くの未経験です。
しかも父からの指令は「10日程度で完了してほしい」というもので、常識では不可能な日数でした。
当時は理由までは分かりませんでしたが、何かしらの事情があったのだと思います。
それでもYES以外の選択肢はなく、人員や車両の手配から現場作業の段取りまで一人で考え、10日間ほぼ寝ずに必死でやり遂げました。

今でいえばブラックな働き方ではありましたが、任務を全うできた達成感は何倍も大きく、この経験が私自身の成長に繋がったことは間違いありません。
20歳すぎまで自信のなかった私にとって、この成功体験は、その後の人生を支える大きな糧となりました。

こうして私は巨大プロジェクトの第一ステージを終え、最新鋭の施設で 14万羽の鶏を飼育するという第二ステージへ向かいました。

感謝

         次回へ続く

投稿者:
kikaku

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