コッコと私の出会い【第8話】
コッコにとっての理想の場所を求めて
いつもありがとうございます。
11月に入り、大江ノ郷も秋色に染まり始めました。
コッコたちも寒い冬に向けて、たっぷりと栄養を蓄えています。

さて今回も、コッコと私が出会うまでのお話をさせていただきます。
県外でサラリーマンをしていた私は、鳥取に帰って自分の理想の養鶏をしようと決意し、コッコを飼育する場所探しを始めました。
今だからこそ申し上げられることですが、私にとって理想の場所は、生まれ育った実家の裏でコッコを飼育することでした。
しかしそれは叶わぬ夢でした。
父の会社の経営状況が厳しく、その穴埋めに実家と裏の鶏舎を手放すことになったからです。
それでも鳥取県内で場所を探し続け、コッコにとって理想の場所が見つかりました。
四方を山々に囲まれ、水と空気がとても綺麗な八頭郡の大江地区です。
実はこの場所には父の実家があり、奇しくも父が二十歳で養鶏を始めた場所でもありました。
父の始まりの地で、私がもう一度養鶏を始める。
その不思議な巡り合わせに導かれるように、この地で始める決意をしたのです。
牧場名に「大江」とつけたのも、その思いからです。

さて、放し飼い養鶏の夢が膨らみ、大きな決意をしたのはいいのですが、私には牧場を始める資金が足りませんでした。
当時、鳥取県が農業者支援を行っていたため、農業改良普及所に相談をし、私の夢を必死に語りました。
ですが、そんなに簡単ではありません。
鳥取県には、自分で鶏を飼育し、その卵を自分で売って成功した方がいなかったのです。
ましてやコストのかかる放し飼いをするということも、なかなか理解していただけませんでした。
そんな中でも、私の思いをしっかりと受け止めてくださった普及員さんたちに後押しをいただき、何とか放し飼い養鶏を始めることができました。
創業前から、創業後に独り立ちできるまでマンツーマンでご指導いただいたこと、そしてその後もずっと応援いただいたご恩に、今も感謝しています。
またこの大江の地で養鶏を始める際、温かく受け入れてくださった近隣住民の皆様にも心から感謝しています。
このようにコッコにとって理想の場所が見つかり、夢の実現に向けて本格的な準備が始まりました。
いよいよコッコとの出会いが、すぐそこまで近づいてきました。
感謝
次回へ続く
- 投稿者:
- kikaku











