ふるさと納税に対する私たちの想い

豊かな自然の中で多様な生態系や文化が育まれ、果物や農産物の生産も盛んに行われる、鳥取県八頭町。
地域資源を活かした食づくりで、未来を築いていきたい―。
そんな想いを込めて、大江ノ郷自然牧場では2025年8月より本格的に「ふるさと納税」への取り組みをスタートしました。
時はさかのぼり1994年。
大江ノ郷自然牧場の創業のきっかけは、代表・小原 利一郎が、養鶏を営む父のもとで「命と向き合うこと」の重みを感じたことにありました。
大量生産ではなく、一羽一羽を大切に育て、心から美味しいと思える卵を届けたい。その想いから、父の創業の地でもあり、山に囲まれ、水も空気も美味しい「大江」を拠点に養鶏牧場を始めました。
先日、そんなコッコの故郷でもある「八頭町」と「智頭町」が、「2050年までに消滅する可能性がある自治体」に含まれると発表されました。主な理由としては、若い方の割合が低下していることです。
私たちの牧場では、コッコ愛情飼育係をはじめ、パティシエやパン職人などの製造チーム、直営店で接客を行うサービスメンバー、通販業務にかかわるまごころ梱包係やお客様サービス係など、多くの若者が勤務し、日々切磋琢磨しながら業務に励んでいます。
しかし、地域全体から見れば、私たちの取り組みはまだまだ小さな力にすぎません。
なんとか私たちの故郷が消滅することなく持続可能な自治体となるよう力になれないかと考え、その手段のひとつとして「ふるさと納税の返礼品事業者」へと本格的に参入することにしました。
これは単に地域貢献ということではなく、私たちのことを多くの方々に知っていただける機会であるとも感じています。
私たちの活動に共感し、賛同してくださる方が一人でも増えることが、結果として私たちの町の税収となり、子育てしやすいまちづくりや持続可能な農業の担い手の育成に活用されると信じています。
天美卵をはじめとする品々には、八頭町の自然と、人の温かさが詰まっています。
皆さまの応援が、持続可能な農業、そして未来の子どもたちを守る力になります。これからも「地域に愛され、100年続く牧場」を目指し、食づくりを続けてまいります。
どうぞ、コッコのふるさとを応援していただけますと幸いです。
- 投稿者:
- kikaku